whkr’s diary

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2018年の面白かった映画ベスト7と、2019年に観たい3本

こんにちは。ダジャレブックマーカーのwhkrです。

2018年は面白い映画が多かったので印象に残ったものを7本挙げてみます。すでに話題になったものが多いですが、個人の感想を書き留めておきます。
はてなハイクに書いてもよかったんですけど、来年にはなくなってしまいますからね。
(それぞれの感想は、そのハイクからの転載みたいなものですが)
今日観た映画(DVD)に3行コメント! - はてなハイク

順番は適当なので、ランキングではありません。あと、私が今年観たものなので、封切りは去年12月のものもあります。

1.『バーフバリ 伝説誕生』『バーフバリ 王の凱旋』

baahubali-movie.com
しょっぱなから二本立てですが、分けるのも違う気がしたので)
いやあ、年始からとんでもないものを観てしまいましたね。怒涛のエンタメ、映像表現の奔流、それを支える基幹としてのストーリー。今年を代表する一本と言っても過言ではないでしょう。
個人的に好きなポイントは白鳥の帆船と水晶の望遠鏡。それに冒頭の「AMD」のロゴですね。CG自体はディズニーと比べれば荒いのですが、監督の天衣無縫な想像力を映像として具現化するためにフル活用されているのがわかるので、大変よい宣伝になったのではないでしょうか。

2.『勝手にふるえてろ

furuetero-movie.com
いやあ、バーフバリに続き、1月にすごいものを観てしまいました。
あらすじだけを書き下せばありふれたラブコメディーだと思われかねないのですが、映画として観たらラストの異常な勢いに圧倒されます。この異常さは言葉で説明するのがむずかしい。
いやだって、オフィスによくある付箋に水が浸み込んでいくシーンが息を呑むほどの緊張感を持ってるっておかしいじゃないですか。
原作の綿矢りさって読んだことなかったんですけど、こんなユニークな本も書いてたんですね。

3.『ウインド・リバー

wind-river.jp
「銃撃戦がすごい」という評判を聞いて観にいったのですが、それよりも脚本の完成度に圧倒されましたね。私的な脚本賞をあげたい。
「自然と人間」「現在と過去」「強者と弱者」といった複数の対比構造を一本の映画に巧みに収めている。
評判の銃撃戦でさえ、主人公側の二人がそれぞれ使う「『何発撃ちこんでも殺せないピストル』と『一撃で防弾チョッキごと吹き飛ばすライフル』」の対比が「警察と狩人」の立場の違いを投射しているという徹底ぶり。
唯一、気になったところは、前半で登場した主人公の息子がその後まったく出てこなかったことでしょうか。
(監督自身も忘れていたのかもしれないが、私も後半の展開に飲まれて観終えるまで忘れていたのでセーフとしましょう)

4.『カメラを止めるな!

kametome.net
口コミが爆発して映画館が混む前に見られてよかったです。
96分の短い上映時間でありながら制作の手間はおそらく映画2本分くらいかかっており、満足感は映画3本分ありました。
こういう技巧的なエンターテイメントって最近あまり見てなかったのでよかったです。

5.『リズと青い鳥

liz-bluebird.com
この作品は映画館で観られてよかった。
独特な音響と繊細な映像の間を生かして、校舎の空気を再現することに成功している。
同じく京都アニメーション製の『氷菓』が好きなので、その空気をさらに突き詰めた作品が現れたのがうれしかったです。

6.『若おかみは小学生!

www.waka-okami.jp
デフォルメの効いたキャラ造形でありながら、人間の所作が細かいところまで描かれていて感心しました。
あの結末については、主人公は「いい子」なのではなく、取り返しのつかない悲劇から一歩でも進むためにああならざるを得なかったと考えると、美しくも残酷な話なのだなあと思いました。
芋虫が、自らの意志に関係なく蛹を経て蝶になるのを目撃したような感覚です。
原恵一以外にも、こういう上手い盛り上げ方のできる監督がいたんだなあ。
原監督の新作は予定の今年中には仕上がりませんでしたね)

7.『ニンジャバットマン

wwws.warnerbros.co.jp
バットマンという題材を日本アニメのエッセンスで調理した、いい意味でバカ映画でした。
バットマンとジョーカーさえ出していれば後は好き勝手にやっていい「ジャンルとしてのバットマン映画」が確立しており、こういうのを許せるくらい本来のキャラクターに強度があるということなのでしょう。
ハーレイ・クインが可愛かったのですが、好意を向ける先のジョーカーはバットマンしか見ていなくて不憫ですね。

2019年の話

来年の話をすると、1月には『HHhH プラハ、1942年』の映画が公開されます。前評判が微妙な感じですが、原作ファンとして観にいきます。
hhhh-movie.asmik-ace.co.jp
なお、小説は本当に面白くて、史実を追うだけでなく「なぜ歴史は人を惹きつけるのか」というテーマにまで迫った作品ですので、歴史好きな人はまずこちらを読んでみてください。

HHhH (プラハ、1942年) (海外文学セレクション)

HHhH (プラハ、1942年) (海外文学セレクション)


3月の『スパイダーマン:スパイダーバース』は評判もいいので楽しみですね。脚本がレゴの人(フィル・ロード)なので期待しています。
www.spider-verse.jp


〈2019/1/1追記〉
2018年中に公開予定だった『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』については、いくらでも待てるので、監督の納得できるものを作ってほしいですね。
お花見のシーンは原作で一番好きなシーンです。
(二番目は、すずさんが日の丸にくるまっている密かに怖くてエロい扉絵)
ikutsumono-katasumini.jp
〈追記ここまで〉

来年も面白い映画が観られるといいですね。
皆様もよいお年を。